2011年9月25日日曜日

安曇野の双体道祖神(4)

  7月に生まれた孫の初宮参り。8月はお盆月なのでお祝い事は控える、という習慣もありまた余りの暑さなので、ということもあり、今日穂高神社にお参りしました。
受け付けを済ませ、数組の家族とぞろぞろと拝殿に入るその入り口脇に、像高90cm位か木彫りの双体道祖神がありました。









その穂高神社の神楽殿の上で、鶏が遊んでいました。話によると放し飼いになっているそうです。いろいろな説があるようですが、神様と鶏はたいへん縁があるようです。
昔々、天照大御神が天の岩屋戸にお隠れになったとき、八百万の神が天の安の河原に集まって「常世の長鳴鳥を集いて鳴かしめた」(『古事記』)ことから、神社に鶏を放し飼いにしたり、あるいは、時を告げなくなった鶏を、神社に放したりしたそうです(『歴史のなかの江戸時代』)。
この鶏も、神の御使いに相違ありません(?)。