その堂と公民館の間東奥に、石のお地蔵様が安置されています。
機地蔵(はたごじぞう)の名前の由来は、かつて、機織りが終わるとその織口を切り取り、お地蔵様の首に掛け、次の機の首尾を祈った、 という所からきているそうです。お地蔵さまには珍しい半跏思惟のお姿。左手には宝珠。光背にも宝珠が刻まれています。
文政12年(1829)3月24日建立。台座を含めての高さ約1m余。台座に一字金輪の種子「ボロン」と「頂禮摩訶薩 自期久遠先 阿僧聞見者 永劫超人天」の讃が刻まれています。
永安寺(お堂)の写真は『みすず』(美篶村誌編纂委員会 1972年刊)所載の物を転載いたしました。



