2010年11月30日火曜日

庚申阿弥陀

伊那市の東のはずれ、合併する前は長谷村といっていたところ。溝口という集落に熱田神社と呼ばれる社殿がある。拝殿の奥、覆殿の中に本殿があり、豪華絢爛な消息が施され国の重要文化財にも指定されている。こちらをご覧ください。   http://www17.plala.or.jp/jincya/atutajinja.html

さてその社殿の傍らにいくつかの石碑があるのだが、中に一つ、なぜか仏様ようの石塔がある。
 蓮華台の上に猿がおり、さらに阿弥陀様。光背の上、左右に雲上の太陽と月。
阿弥陀様も雲に乗り、来迎する形。
青面金剛とも違う庚申信仰の形を見たような気がします。しかも、神社の境内に安置されていることに驚きました。同時に、うれしさも覚えました。内心快哉。

2010年11月26日金曜日

双体道祖神(長野県上伊那郡辰野町樋口)

県道19号線樋口の信号と山際の信号との間、上り坂に向かって右側に「道祖神場」がある。ほとんどが「庚申」と刻まれた文字碑であるが、それらの中央にほかの碑に比べると小さいが、男女が肩を組み握手をしている道祖神がある。
雲の上にでも立っているのであろうか。建てられた年代は不明である。

2010年11月22日月曜日

馬頭観音(伊那市長谷溝口原)

旧長谷村。国道152号線溝口集落に入る橋のすぐ下に道祖神場があり、双体道祖神の向かって右側にたっていました。はじめ、お地蔵さんかなと思ってよくよく見たところ、頂上にあったと思はれる化佛の欠けた跡があったので、多分馬頭観音だと思います。
風化と苔で細かいところはよくわかりませんが、お顔は丸顔で体つきもふくよかです。
右肩に「二月吉日」の文字は読み取れますが、いつのものかは分かりません。

2010年11月21日日曜日

キウイフルーツ

藪のように見える枝からぶら下がっているもの、キウイフルーツです。
もともと、10数年かそれよりもかなり以前には人が住み、手入れがされていたキウイの棚ですが、今は常時住む人がいず、たまに管理する人が来るくらいの家の庭。
特に珍しくもなくなった木の実とて、収穫する人もいません。
花が咲き、実を付け、そして萎びて行く。毎年の繰り返しです。

家から住む人がいなくなる・・・・・

田舎町の秋は更けていきます。

秋深き隣は何をする人ぞ 芭蕉

隣に人が住んでいればこその話です。

2010年11月19日金曜日

法華堂

伊那市の地図を見ていて以前から気になる場所がありました。その場所は、日影の「新子」という所です。「新子」と書いて「によし」とよむのですが、それが何故「によし」なのか分からないのと、もう一つ、大きな寺院があるわけでもないのに、「法華堂」という建物があるのが不思議でした。
ということで、昨日法華堂を探しに行ってきました。間口4間奥行3件位。「春林庵新子法華堂」とありましたが、中に人が住まわれている様子もなく、おそらく地域の人たちが管理しているのではないかと思われました。
 「薬師堂」とか「地蔵堂」とかはよく目にするのですが、法華堂というのは初めてです。
江戸時代に、「身延講」というのが流行りましたが、その人たちが集会に使った建物なのでしょうか?                    

2010年11月14日日曜日

花畑の双体道祖神

高遠城址公園の紅葉祭りを見に行こう、とて、歴史博物館の駐車場に車を止め、いつもと違う道を行こう、と、目の前の急な石段を登ることにしました。
高遠は山城ですから、どの道を行っても平らな道はないのですが・・・・・
さて、土産物店の間の石段を登ること十数段。民家の庭先におかれた道祖神。なかなか今風のお顔立ちですが、しぐさに幼さを感じ微笑ましかったので一枚写してきました。少々敷地に足を踏み込んでしまいましたが・・・・・

2010年11月12日金曜日

高遠城跡公園の紅葉(ミノルタさんへのお願い)

9日に行ってきました。信州高遠城址公園の紅葉狩り。「桜雲橋」という橋の下から見上げると、生憎の曇り空でしたがとりあえずは納得。







今度は同じ場所を上から見たところ。
仕事で写しているわけではないんだから、と、納得。

何年か前に友人が、購入したけれどしっくりいかない、という理由で買ったまま使わなかったコニカミノルタの最初で最後のデジカメ。気の変わらないうちにと、早々にいただいたまま、何年も使わずにいたのを持ち出して出かけました。
画素数500万画素。今ではおもちゃの様なカメラですが、それでも、ミノルタファンの私としては名機であると思っています。

ミノルタさん。もう一度カメラを出してくれませんか。

2010年11月8日月曜日

下古田の双体道祖神(2)

蓑輪町下古田、県道203号線沿いの北の沢と呼ばれる辺り、草むらに隠れるようにして高さ50cmばかりの双体道祖神がある。
破風の一部は欠け、風化して男女とも顔姿も定かではないが、おそらく頭部髷をあげているのが女神であろう。年代はわからない。

2010年11月2日火曜日

紅葉が始まりました

秋を求めて近くの公園へ。
カメラ片手の女性が一人。
あゝ、そういえばこの人、去年もここにいた人かも知れない・・・・・
などと思いながら、歩を進めると突然、陽を受けて輝く楓が一本。
まだ、全体に紅葉には早いのかな、と、思いながら、しばし探索しました。