2019年11月23日土曜日

大山祇命おおやまつみのみこと像(石神像)

   片袖を脱ぎ、左右の手で斧を振り上げ、両足でしっかりと大地を踏みしめ、今にも大木を切り倒そうとしている。大山祇尊の石像です。よく見ると、目と口元に彩色を施した跡が残っています。
 大山津見神。『大日本神名辞書』によると、「此神は山を持ち司り給ふ故に負ひ給ひし御名なり大といへるは総へてを持ち給ふを讃へての御名なり伊邪那岐伊邪那美二神の御子なり」とあって、山の神を統べる神であることが知られます。
 安置してあるのは、高く遠く飛ばすことができるゴルフ寺。伊那市高遠の荊口にある弘妙寺。本堂の裏に不動明王と並んでおられます。このお寺はパワースポットとしても有名なのか、山奥にもかかわらず、今日も大勢の車が駐車場に並んでいました。
 石仏ではなく、石に掘られた神像はこのあたりでもあまりお目にかかれません。自然石に名前が彫られているのは、少しではありますが見かけることはありますが……
 

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