2012年12月13日木曜日

蚕神様 ③(長野県上伊那郡宮田村伊那峡)

南信州を北から南へと流れる天竜川。その天竜川の大久保ダムの傍ら、小高い崖の上に「駒ケ嶽蚕神神社」があります。所在地宮田村教育委員会の発行になる『宮田村の石造文化財』によると、この蚕玉神社の本山(?)は西駒ケ岳(木曽駒ケ岳)中岳の駒ケ岳神社で、もとは檍原(もちのきはら)というところにあった、といわれていた、とあります。
  なるほど、建物自体はまだ新しいものであるようす。傍らに「蚕玉神」の文字が刻まれた石碑があります。
建物の中を覗くと、正面向かって左側に白馬に乗る女神の像。「蚕玉神」です。こちらの像、もとは同じ宮田村の天竜川の支流「大田切川」の上流、丸山という所に祀られていたものが第二次世界大戦後、現在地にうつされた、とのことです。
  4月29日が祭礼とのことですので、およそ半年以上の埃がついたガラス越しに写しました。手前に、多分祭礼の時の道具でしょうか、ブルーシートが被せてあり、こちらも埃が積もっておりました。
  ガラス越しで斜め上からではありますが、魅力のある木像でした。来春の楽しみができました。

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