2012年4月15日日曜日

宇津木の薬師堂(伊那市長谷杉島)

高遠の小彼岸桜の開花が昨年よりかなり遅く、今か今かと待ちかねているところに、伊那市のメールによるお知らせで「宇津木の薬師堂で33年に一度の御開帳」というのがあった。
  ところで、宇津木の薬師堂……?
ということで、『木ノ下蔭』

  「一 市瀬より南十町餘ゆき薬師堂ありうつぎ薬師といふ山中の堂にはめづらしき丁寧の普請なり此薬師を戸倉の薬師ともいふ諏訪の萩倉上伊那の七倉この戸倉にて三倉薬師同木を以て同作佛體霊験他に異るよしいひ傳ふ祭三月八日近郡より参詣して群集す堂前の額福地随流筆なり卯木村は杉島の枝村なり
一 別當長福山法恩寺曹洞宗龍勝寺の末なり扶岩策和尚天正十七己丑年開基なり本尊は阿彌陀如來」
ということらしい。本年4月15日の今日が、33年ぶりの御開帳の日。
  山の中の小さなお寺。
  臨時の駐車場に車を入れ、待つこと10分。シャトルバスと称する10人乗りのハイエースに乗車して待つことさらに10分。下りの車が駐車場に着いたことを確認してから発車オーライ……要は、普通自動車がすれ違いすることができないのです。徒歩で30~40分位だそうです。少しずるをしました。
秘仏ではありますが、撮影しても良い、とのこと。何とも言えず、素朴な仏様でした。
  次は33年後、
  良縁を得られる仏様だそうです。

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