2011年6月13日月曜日

辰野町の双体道祖神(3)

  仕事上、法令により定められた「講習」を年に何時間か受けなければなりません。もう歳だから勘弁してよ・・・・・と、思っても、この業界にいる限り、マイクロバスに揺られ、指定された会場へと向かいました。
あった・あった・あった!
双体道祖神です。辰野町の俗に竜東線。信号機の柱のすぐ下。
・・・・・、というわけで出かけました・・・が、件の場所は工事中。仕方ないので又にしよう、ということで、ほかの所。
赤羽(アカハネと読みます)という所の八嶋神社の鳥居前の辻にあった双体道祖神。年代はわかりませんが、書物によると、以前は男女の神様が持っている巻物に「看之人延命」と刻まれていた、とのこと。今は風化して、文字があった形跡が残っているだけでした。










こちら、日本最古の双体道祖神、といわれる沢底入村の道祖神に行く道から少し右に入ったところ、「山寺」という集落入口の三叉路にある道祖神。いわゆる「祝言」の形です。かたを組み、男神は杯を持ち、女神は酒器を持っています。日・月が刻まれています。










こちらは三体のうちでは最も古いものかもしれません。天明3年(1783)とあります。男神が女神の腕を握っているようにも見えますが、舟形光背げすが、前のと同じく杯と酒器のようにも見えます。いずれにしても、男女仲良く肩を組んでいます。










安曇野だけが双体道祖神のメッカではありません。伊那平にも双体道祖神はありますし、古いものが数多く残されています。特に、辰野という所は古くから交通の要所だったためか、道祖神が多く残されています。

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